2011年10月
亀山みそ焼きうどんの特長の第一は、オーダーすると、1分以内にものが出てくるところ。
注文を聞きにきたときに、ガスは最大。ちょっとトイレにでもいってスタンバイしようか、と思っていると、
すぐに出てきて、舞い戻る始末。
キャベツとホルモンが、味噌でややあえた状態で、この鉄板に放置され、店の人はさくっと行ってしまう。
味噌がパチパチはねるのをたえながら、炒めて、うどんをのせると、
こんな感じ。白玉うどんが無垢の花嫁状態。
あなたの色に染まります風に、寄り添っているのだが、やがて、染まって染まって、何よりも存在感を増していくところなど、日本の花嫁事情とまったく同じ。
ホルモンもぷりぷりと、ちょっと甘めでジューシーなお味噌は、亀八さんよりも明るい色合いで、照りも強い。
味噌に練りこまれてる脂は少なく、こちらのほうが、万人受けする味わいかも。
白ご飯もほしくなります。
一人で来るにはもったいない、マキシマム・ホルモン・ザ・ワールド。
彼らにもこの味、賞味してほしいもんです!
これで、600円。申し訳ない満足感で、ほかのお店も制覇したい気分になりました。いつの日か必ず!
タクシーに乗って、亀八食堂へ。5分くらいというのに、870円とやや高め。
運転手さんにみそ焼きうどんのお気に入りを聞いたら、そら、亀八食堂です、と。
さらに聞いてみると、奥さんが勤めていたこともあるらしく、いやにほめ称えていました。
兄弟で本家のほうの亀とん食堂より亀八食堂のほうがおいしい・・そうです。
何がちがうかは、味噌がちがう、そこが味噌ですわ~(笑)と一人突っ込みの運転手さんでした。
広い店内には、40cm角のみがきたおしたちりとり鉄板がコンロにのってスタンバイ。
ホルモン550円とうどん100円をたのみます。
ホルモンは牛もありますが、もともと豚もつらしいので、豚にしました。
たのんで1分もたたないうちに、ざっくりキャベツ、もやし、ホルモンに味噌がからんだ形で鉄板にどひゃっと置かれて、あとはおまかせ。
すでに最強火、脂と砂糖がたっぷり練りこんである、濃い豆味噌がパチパチはねて、せっかくのお洋服がコテコテになりそう~ここに来るときはジャージをおすすめします。
焼き方をきくと、ホルモンに火が通ったら、うどんを入れてください。
なんとシンプル、できるだけ話さないように教育されてるかのように、用件のみで済ませられました。
濃くて、甘くて、食べ応え満点!ホルモンもプリプリで嬉しいです。
ビールを飲まない私が、昼間っから、生を頼みたくなる、そんなコテコテ焼きうどん、一人で食べるのはちょっと寂しいですが、トラックの運転手さんなんかも、一人で満足できる世界がここにはあるのです!
あまりに濃いので、きゅうりの漬物もたのみました。
それでも1050円。ビールときゅうりを頼まなければ、タクシーより安いのです。この近所に引越しせにゃ~