福岡の小麦粉製粉の師匠でもある俊ちゃんが関西にやってくるというので、多治見の円ちゃんをさそって、京都で会うことにしました。

もみじと連休ですごい人だかりの京都ですが、円ちゃんが選んだお店は、そんな雑踏とは無縁の静かな一画です。優しい行燈が並ぶ石塀小路には、「静」の張り紙も粋な感じ。こそっとお忍び気分です。

お店はその名も「びすとろ」。少しずつの洋風懐石に、俊ちゃんは九州男児らしく、芋焼酎を合わせます。私もふつうならワインですが、芋をためしてみるとけっこう合うんです。

写真は、いかのすり身にワンタン皮をつけて揚げたもの。豆板醤をつかった味噌だれにつけて食べますが、これがまたおいしくて、お肉にも酒のあてにもちょっとずつつけちゃいました。

私たちは数年前、筑紫平野石臼小麦製粉探訪からのご縁ですが、相性がよいといいますか、たまにしか会わなくてもすぐ盛り上がる、仲良し3人組なのです。粉がとりもつご縁を大事にしていきたいですね。

お店のママも素敵な方で、初めてとは思えない和やかなひとときでした。しめは、メイプルシロップのゼリーをチョイス。落ちついた琥珀色が秋の終わりにぴったりです。

このあと、俊ちゃんは博多に帰らなくちゃならないので、残された私たちは、すぐそばのラウンジ「よし田」さんにおじゃましました。ここも円ちゃんの父、円三さんのお気に入りですが、気さくな店長は超高級な店内に、コナモのステッカーをペタッとはってくださいました。こんどは、俊ちゃんや円三さんも一緒におじゃましたいです。